小文化学会の生活

Soliloquies of Associate Association for Subculture

[筆者]モロトフ・カクテル

虚無虚無プリンの治し方

僕は、何がしたいんでしょう。 という漠然としたことを中高六年間、あるいはそれ以前から考えていた気がします。 人生の、比較的多感であろう時期でさえ答えが見つからないので、きっと僕は最期まで見つけられないのでしょう。もし大人になってから見つけて…

他者依存による自己の存在承認とその戦略《童貞という立場から》

6年間の男子校生活を終え、大学に進学してしばらく経ったころ。 人は環境の変化による価値の再構成時に自己の同一性が保てなくなるらしく、その煽りを受けたのか、あるいは頭が混乱状態にあったのか、真相は不明だがあろうことか僕は生まれてはじめて恋をし…

電子感想戦 第1回 田山花袋『少女病』(2)

前回に引きつづき、電子感想戦の議事録を掲載したいと思います。人数も増えて感想戦はさらに盛りあがりを見せました。具体的なテクストの読みこみは複数人ですると1人でするのとはまた違った楽しさがありますね。 参加者:10nies(以下、10) エチゴ二ア(以下…

電子感想戦 第1回 田山花袋『少女病』(1)

秋本番となってきましたね。食欲もスポーツも魅力的だけど、小文化学会としてはやはり読書の秋です。そんなわけで、シャレというわけでもないですが文化の日に初の試み、電子感想戦を行いました。事前に課題作を読み、ネット上で意見を交わす挑戦にどうなる…

人工知能は世界の論理を解明出来るか

医学系の大学に入学してはや二か月。毎日の学習や定期考査など、学問が軌道に乗ってきた頃である。文系脳の僕にも理解できるような、素晴らしい理系の授業をなさる先生方にはとても感謝している。同時に、人間関係も多様となった。良好な関係の者もいれば、…