小文化学会の生活

Soliloquies of Associate Association for Subculture

感想

『「地の塩」殺人事件』と湾岸戦争の関係

Ⅰ. 概要 このレポートでは、イスラエル人作家シュラミット・ラピッドによる『「地の塩」殺人事件』(1992)という作品における推理小説という形式と湾岸戦争の描写の関係について考察する。 まず、『「地の塩」殺人事件』の推理小説としてのプロットについて…

金正日のかわいい嘘

4月にこれからもがんばって活動していきます! みたいな感じで意気込んでいたのに、気が付いたらもう6月の終わりになってしまいました。私は竜宮城にでも遊びに行っていたのでしょうか。もし本当に行けたらそれほど嬉しいことはありません。 冗談はほどほ…

差別とヘイトが溢れかえる世界の行き着く未来に希望はあるのか?”〜迫害されながらも共存を求め戦い続けるマイノリティヒーローたちから学ぶこと〜”

久々の投稿となります。さて皆さんはX-MENというアメコミのヒーローチームをご存知でしょうか?アメコミの2大巨頭の一角とも言うべきMARVEL社の看板ヒーローチームの一つで同名コミックの主人公たちです。 簡単に紹介させていただきますと1963年に原作スタン…

近親相姦の描きかた――『私の男』と『相姦の赤い河岸』から

以前、京都大学成年コミック同好会に所属している友人がこんなツイートをしていました。 桜庭一樹の『私の男』読みました。全てのcomicLO,comic高の漫画家さんに問いたい。あなた方はこの作品を超えられるだろうか?LOよりもLOらしく、高よりも高らしいこの…

プリンセスメゾンのススメ―沼ちゃんが教えてくれる東京の新しい生き方―

はじめまして。つおおつと申します。 2016年は例年と同じように、いろんなアニメが放送され、いろんな作品が話題になりました(総花的)。しかしこのつおおつ、残念ながらそういう文化の波に去年はまったく乗れませんでした。 仕方ないですね、初めての一人…

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』から感じた”静かな侵略”の恐ろしさと”自由を勝ち取ること”の素晴らしさ

2度目の寄稿になります。(恐らく、今年最後の投稿になるのではないでしょうか?来年も少しずつこの活動を盛り上げていけるといいですね。) 今回は執筆者が数あるアメコミ実写作品の中で最も好きな作品の一つである『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソル…

「聲の形」感想――ハレとケガレの観点から

Twitterのほうで告知したとおり、2回目の鑑賞を終えたので感想を書きたいと思います。原作未読でもかなり端折ったのだとわかる内容だったため、登場人物の心情や関係の変移についてはあまり言及しません(そもそもできません)。今回はマクロな物語の流れか…