都市圏人口と動物カフェの分化度合いについて「猫カフェはどれくらいの規模の街から立地するの?」~北海道編~
どうも、つおおつです。小文化学会では現状4人(つおおつ、ぽわとりぃぬ、エチゴニア、10nies)で隔週で輪番で記事を書いており、だいたい2ヶ月に一度記事を書く番が回ってくるのですが、前回の記事を書いてからのこの2ヶ月は濃厚な時間を過ごすことができて、濃厚すぎて何をしたかもロクに思い出せないここ最近という感じです。
閑話休題。今回は都市圏人口と動物カフェの分化度合いについて分析して行こうと思います。この疑問をもったのは今年の2月。私は中標津*1にいる友人を訪ねていたのですが、その時に行き先として猫カフェに行きたいということを私が言ったら、こう返されました。
中標津にはないんですが、釧路に小動物カフェがあります……
*1:北海道の道東地区にある、人口3万人弱の町。
最近話題な地政学の用語集を作ってみた―学説史と用語集ア~セ―
今回のテーマは地政学です。
英語でいうとGeopolitics。
国際情勢のニュースで専門家が「地政学的に~」とか「地政学上のリスクが~」というのを最近耳にしたことがあるかもしれません。
国家や国際関係について地理と政治を併せて考える学問が地政学。
雑誌「現代思想」が2017年に特集を組んだことがきっかけで一般的に認知されだしたそうです。
戦後「軍事的」だという理由で日本では禁止されていたけど、1970年くらいから復興。なんどかのブームを経て、現在もまたブーム中。
YouTubeには地政学を解説した霊夢と魔理沙の動画もたくさんあります。
なので今回はそれらを見始めた当時の私が欲しかったような用語集を作ってみようと思います。
あいつら知識を披露するのに忙しくて視聴者に優しくねえからな。
この記事を読んだ後、あなたは世界情勢が隅から隅まで見通せるようになる!……ほど地政学は万能ではないと思う。
あくまで国家と国家の関係を超マクロな視点で見る学問だし、実際の世界情勢は様々な要素が絡み合う複雑怪奇なもの。地政学的知見もまた1つの見方でしかない。
それに、地政学を学問と呼んでいいかは微妙なところ。
創始者であるマッキンダーは政策提言を主目的とし、学問としての体系立てはしなかった。そのため用語の定義も曖昧。あとなんかうっすら西洋中心的だし。
あと文化人類学を学んだせいか個人的にアメリカの戦略とか中国の野望って言われると「国家のどこにそんな意志を持つ実体があるのかしら」って疑問が湧く。
まあでも地理と政治を交えたことなんてみんな今までの人生でしてこなかっただろうし、その知の蓄積は日々を生きる上で役立ちます。
というわけでレッツゴー。
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札幌移住と起業(スモールビジネス)をして三年たって得た知見
どうも、つおおつです。
最近はVivyというアニメにハマっています。
最古の自律型AIが百年後に起こる人間とAIの戦争を防ぐために、百年後から来たAIと一緒にAIを滅ぼすお話です。
Vivyがウケているのは、私たちが潜在的にAIの発展に危機感を感じているも、私たちは人間社会ではAIを行使している人間*1よりも社会的に低位に置かれているため、AIの発展を止めることができず、AIの自滅によってでしかAIが私たちにもたらす危機を止めることができないからな気がします。
閑話休題。
早いもので、2020年3月に札幌に移住してから1年と2ヶ月が経ちました。2018年2月、大津に住んでた頃に古物商許可を取得してからはもう3年です。仮想通貨トレードをしながらの片手間であるため、実働時間で考えれば普通の起業の半年分もあるかないかという感じですが、簡単にやっていたことを振り返った後に、得られた知見を振り返ればと思います。
続きを読む瞬間、ハンタ読者の脳内に溢れ出した、存在しない記憶
東堂葵 16歳 冬
己の肉体と術式に限界を感じ、悩みに悩み抜いた結果、彼がたどり着いたのは、一日一万回、感謝の拍手であった。
このナレーションはHUNTER×HUNTERのネテロ会長の修行シーンを文字ったものである。
呪術廻戦 第132話の東堂葵の「腕なんて飾りさ 拍手とは魂の喝采!!」というシーンを見た瞬間に私の脳内で走馬灯のように上記のナレーションが流れた。
東堂葵が言い放ったその台詞から、HUNTER×HUNTERのネテロ会長の「祈りとは心の所作」という台詞を想起し、結果、東堂葵がネテロ会長のように修行している存在しないシーンが脳内に流れたのだ。
続きを読むクジラックスの『ろりとぼくらの』をアッサンブラージュする――エロマンガのエロい・エロくないを分析する②――
久しぶりにエロマンガをテーマに記事を書きたいと思います。
分析対象をクジラックスの『ろりとぼくらの』とした本稿は、エロいエロくないというよりかは、ヒットの分析となりました。なので正確には、以前投稿した記事の亜流として位置づけられます。
「エロマンガのエロいエロくないも分析できるよ」といって終わっちゃった前回に続き、今回は具体的に分析をしてみようと思います。なお、シリーズタイトルはこっちのがキャッチ―かもという判断で「エロマンガのエロい・エロくないを分析する」に変更。
さて、多くのエロマンガ好きがこぞって論評している『ろりとぼくらの』。どれも似たようなこと言ってて食傷気味なので、本稿は作品内容については一切語らず、『ろりともだち』がなぜここまでのヒットになったかについて、その周辺環境から考えてみたいと思います。
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