小文化学会の生活

Soliloquies of Associate Association for Subculture

札幌移住と起業(スモールビジネス)をして三年たって得た知見

 どうも、つおおつです。

 最近はVivyというアニメにハマっています。

vivy-portal.com

 最古の自律型AIが百年後に起こる人間とAIの戦争を防ぐために、百年後から来たAIと一緒にAIを滅ぼすお話です。

 Vivyがウケているのは、私たちが潜在的にAIの発展に危機感を感じているも、私たちは人間社会ではAIを行使している人間*1よりも社会的に低位に置かれているため、AIの発展を止めることができず、AIの自滅によってでしかAIが私たちにもたらす危機を止めることができないからな気がします。

 

 閑話休題

 早いもので、2020年3月に札幌に移住してから1年と2ヶ月が経ちました。2018年2月、大津に住んでた頃に古物商許可を取得してからはもう3年です。仮想通貨トレードをしながらの片手間であるため、実働時間で考えれば普通の起業の半年分もあるかないかという感じですが、簡単にやっていたことを振り返った後に、得られた知見を振り返ればと思います。

*1:googleの超絶エリートを想像して下さい

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グロンギンゲゲルドギガヅンドグベギ

タイトル訳)グロンギのゲゲルとギアツの闘鶏

 

※ここではリントの言葉で書くよ。

 

 去年の9月から始まった仮面ライダークウガYouTube無料配信は、3月の13日をもって終了いたしました。

 2000年の放送当時はまだ幼すぎて内容はよくわからず。でもドラゴンフォームが好きで最後まで見てたクウガ

 改めて一話から最終話まで見て。

 

     やっぱりクウガ、最高やったな!

 

 今回はそんなクウガの敵役であるグロンギの文化にスポットを当ててみたいと思います。

 作中にてほとんど説明がされてなかったグロンギたちが人間を虐殺する理由。

 それについて、考えていきましょう。

 

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瞬間、ハンタ読者の脳内に溢れ出した、存在しない記憶

東堂葵 16歳 冬

 己の肉体と術式に限界を感じ、悩みに悩み抜いた結果、彼がたどり着いたのは、一日一万回、感謝の拍手であった。

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元ネタのネテロ会長の修行シーン

 このナレーションはHUNTER×HUNTERのネテロ会長の修行シーンを文字ったものである。

 呪術廻戦 第132話の東堂葵の「腕なんて飾りさ 拍手とは魂の喝采!!」というシーンを見た瞬間に私の脳内で走馬灯のように上記のナレーションが流れた。

 東堂葵が言い放ったその台詞から、HUNTER×HUNTERのネテロ会長の「祈りとは心の所作」という台詞を想起し、結果、東堂葵がネテロ会長のように修行している存在しないシーンが脳内に流れたのだ。

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呪術廻戦 拍手とは魂の喝采

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HUNTER×HUNTER 祈りとは心の所作
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クジラックスの『ろりとぼくらの』をアッサンブラージュする――エロマンガのエロい・エロくないを分析する②――

 

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『ろりとぼくらの』として誕生する前の『ろりとぼくらの』

 

 久しぶりにエロマンガをテーマに記事を書きたいと思います。

 分析対象をクジラックスの『ろりとぼくらの』とした本稿は、エロいエロくないというよりかは、ヒットの分析となりました。なので正確には、以前投稿した記事の亜流として位置づけられます。

sho-gaku.hatenablog.jp

 

 「エロマンガのエロいエロくないも分析できるよ」といって終わっちゃった前回に続き、今回は具体的に分析をしてみようと思います。なお、シリーズタイトルはこっちのがキャッチ―かもという判断で「エロマンガのエロい・エロくないを分析する」に変更。

 さて、多くのエロマンガ好きがこぞって論評している『ろりとぼくらの』。どれも似たようなこと言ってて食傷気味なので、本稿は作品内容については一切語らず、『ろりともだち』がなぜここまでのヒットになったかについて、その周辺環境から考えてみたいと思います。

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お前はLil Bubbleを知っているかーー洋楽替え歌×仮想通貨という新境地へ

どうもつおおつ(29おじ)です。

最近整体がプチマイブームです。

 

弱った体がよみがえる 人体力学

弱った体がよみがえる 人体力学

  • 作者:井本 邦昭
  • 発売日: 2011/12/10
  • メディア: 単行本
 

 この本、体の悩み事(腰痛、肩こり、胃痛、冷え性、etc...)ごとにやるべき運動を紹介してくれるんですが、やると症状(私の場合肩こり、胃痛)がかなり改善されてぐっすり眠れます。所要時間も1つの悩み事につき3分ほどで忙しい現代人にも相応しいエクササイズな気がします。これをやってから安眠するのがプチ*1マイブームであります。

*1:毎日やりたいが、仮想通貨トレードで1日が終わり気がついたら寝ているような日もあるためサボってしまうことが多いのでプチマイブーム

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【推しの子】 アクアはアイになりたいのか

 こんにちは。ヱチゴニアです。

 

 今回は『【推しの子】』という作品の考察をしようと思います。『【推しの子】』は赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画で週刊ヤングジャンプにて2020年21号より連載中の漫画で、推しアイドルの子供に転生した双子が成長し芸能界へと足を踏み入れていく、というストーリーです。

 本記事は主に原作を第三十話まで読んでいる人を対象に書かれているので、盛大なネタバレを含みます。また、できるだけ補足しつつ書きましたが、それでも原作未読の人が読むには説明不足な部分が多々あると思いますので、ご了承ください。

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今年はこういうの読みました2020

 中国でよう分からん肺炎の症例が確認されたと思ったら、あっという間に世界中へ感染が拡大して振り回された2020年。家にこもって活字を読む機会が多かったのではないでしょうか(読む量が増えたかどうかはさておき)。来年もきっと続くであろう新しい生活様式にむけて、会員が今年読んだ本を紹介します。面白そうなのがあったらチェックしてみてください。それではよいお年を!

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ファクトフルネスと/はフィリピンの妖怪

 

今回は読書感想文。

課題図書はここ最近話題になった意識高い本『ファクトフルネス』。

 

すごい金持ちのビル・ゲイツとかバイデンの元上司のオバマが絶賛したとかで話題になって、YouTubeで検索してみればオリラジの敦ちゃんをはじめ内容を要約してくれた動画が山のように見つかる。

それ見て面白かったので自分でも実際に読んでみた。で、読んでみたら要約系動画に劣らずかなり面白かった。

だから自分もこの本で原稿書いてみようと思ったものの、今更ただ要約しただけじゃ遅すぎる。その辺に転がる謎のアニメーション使って解説してる動画と差がない。

 

 

というわけで本稿ではファクトフルネスな生き方の対極に位置するかに見える人類学の本を持ってきて、実際ファクトフルに生きるなんてできるのかを考えていきたいと思います。

 

 

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おじろく・おばさについての論文紹介

 11月22日の文フリ東京のブースにいらしてくださった方、本当にありがとうございました。私、つおおつも文フリで1万円弱冊子を買ったのですが、最近何かと忙しくほとんど読めていない状況で、恥ずかしい有様です*1

 

 忙しかったのにも訳がありまして、11月18日に会社を設立、それまで個人でやっていたいくつかの小さな事業を法人に移しました。また10月は売上が明らかに減ってしまったため設立後すぐ新型コロナウイルス融資を日本政策金融公庫に申請、12月8日に担当者の方と面談をし、なんと翌日に可決を頂け、昨日14日に借用書にハンコを押して郵送した次第です。財政自体はそこまで危機的ではないのですが、法人化に伴う圧倒的書類の量に忙殺されておりました……。

 

 閑話休題。今回はおじろく・おばさと呼ばれる人々・慣習にまつわる研究の整理をしていきたいと思います。

 

*1:面白いことを研究・評論している方の冊子は買うだけでも意味があるんだと言い聞かせつつ

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第三十一回文学フリマ東京に参加しました!

 予告していたとおり、11月22日に東京流通センター第1展示場で開催された文学フリマ東京に参加しました。ブースに来ていただいた方に、あらためてお礼申しあげます。初参加かつ従来とは違う状況でしたが、とてもいい経験になりました。備忘録も兼ねて、参加を決めてから冊子編集、作成、印刷、配布にいたるまでの道のりを残しておきます。

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