小文化学会の生活

Soliloquies of Associate Association for Subculture

小文化学会の案内

みなさんはじめまして。小文化学会のブログへようこそ! 小文化学会(以下小学)は2016年9月1日に設立された学生を中心とする、総合思考サークルです。関心領域は会員の自由。あなたの探求するものが、小学の探求するものになります。 「学会」と称していま…

路上でナイトクルージング@目黒

どうもこんにちは~。エチゴニアです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。もうすぐ季節は夏になりますが、今回の記事は去年(2017年)の冬頃の羅漢寺川散策記となります。 さて、路上なのにクルージングって時点で察するかもしれませんが、もちろん暗渠のこ…

新歓のお知らせ

おはようございます。つおおつです。大学が始まってからというものの、ヒトカラの頻度絶賛増加中です。お察しください。小文化学会は、結成3年目にして新歓を執り行うことになりました。各支部(現状、三大都市圏に存在)で開催する予定なので、お近くの支部の…

感想『闘争領域の拡大』―救いとしての『プリンセスメゾン』と美少女動物園アニメ―

「や、絶対イケる、ワンチャン。」 と、ツイッターでエンカ予定の女子と恋仲になることを絶対的に確信する、つおおつの友人のG氏。ここまではG氏によくあることなんですが、その直後つおおつとG氏の先輩であるO氏が開いた言葉によって、つおおつとあの作品の…

小文化学会の小文化的考察

平成30年度になりました。とはいえ学生だと休みの方がほとんどでしょうから、そんな気はしないかもしれません。ちなみに、私もそうです。ゆるゆると過ごしています。 さて、世の中のサークルは新歓に大忙しのようです。新しいメンバーを入れて世代交代するの…

虚無虚無プリンの治し方

僕は、何がしたいんでしょう。 という漠然としたことを中高六年間、あるいはそれ以前から考えていた気がします。 人生の、比較的多感であろう時期でさえ答えが見つからないので、きっと僕は最期まで見つけられないのでしょう。もし大人になってから見つけて…

東大入試英語の4,5をフランス語に差し替える

2018年。私は東大二次試験の英語の大問4と大問5をフランス語に差し替えて受験した。ちなみに合格した。 この結果に至るまでには、当然 ①フランス語差替を決心し ②フランス語の試験対策をする という二段階のプロセスを経たわけだが、その中で色々なことが未…

『放浪記』は古くて新しい

どうも、つおおつです。あれ?次の記事はカカフカカについてのことじゃないって?HAHAHA!君はなんて物覚えがいいんだ!HAHAHA! 甦れ私の意欲甦れ私の意欲甦れ私の意欲甦れ私の意欲… 閑話休題。今回は、林芙美子の『放浪記』の作中の詩をとりあげ、それとつ…

恋愛しない若者たち ~カカフカカでわかる連帯結婚~

どうも。つおおつです。 ついにアニメを定期的に見るという習慣がなくなってしまい、(一気見が主に)その代わりに『プリンセスメゾン』、『東京タラレバ娘』、『午前3時の無法地帯』などで女性向け漫画の面白さに気付き始め、ジャンカラで「Q&Aリサイタル…

他者依存による自己の存在承認とその戦略《童貞という立場から》

6年間の男子校生活を終え、大学に進学してしばらく経ったころ。 人は環境の変化による価値の再構成時に自己の同一性が保てなくなるらしく、その煽りを受けたのか、あるいは頭が混乱状態にあったのか、真相は不明だがあろうことか僕は生まれてはじめて恋をし…

今年はこういうのを読みました2017

2017年も終わりですね。何かを達成したような、達成できなかったような1年でした。ただ、読んだ本は確実に糧になったといえるはずです。そんなわけで(?)会員が読んだ本をおのおの紹介して、今年の小学の活動を締めくくりたいと思います。

重なる空想と現実――『サクラクエスト』の時空間

すっかり寒くなって2017年秋アニメも終盤に差しかかってきました。この1年もあっという間に過ぎてしまい、振りかえる暇もありません。当記事が2017春夏アニメの感想なのに、今になって投稿されているのも矢の如き時間のせい……と責任転嫁もほどほどにして、…

趣味は”アナログゲーム”

こんにちは。お久しぶりです。エチゴニアです。最近はめっきりと寒くなってきましたね。体調管理には気を付けたいところです。前回の投稿からだいぶ時間があいてしまいましたが、これからも少しずつ投稿していきます。 さて、今回は私の趣味である"アナログ…

電子感想戦 第1回 田山花袋『少女病』(2)

前回に引きつづき、電子感想戦の議事録を掲載したいと思います。人数も増えて感想戦はさらに盛りあがりを見せました。具体的なテクストの読みこみは複数人ですると1人でするのとはまた違った楽しさがありますね。 参加者:10nies(以下、10) エチゴ二ア(以下…

電子感想戦 第1回 田山花袋『少女病』(1)

秋本番となってきましたね。食欲もスポーツも魅力的だけど、小文化学会としてはやはり読書の秋です。そんなわけで、シャレというわけでもないですが文化の日に初の試み、電子感想戦を行いました。事前に課題作を読み、ネット上で意見を交わす挑戦にどうなる…

『「地の塩」殺人事件』と湾岸戦争の関係

Ⅰ. 概要 このレポートでは、イスラエル人作家シュラミット・ラピッドによる『「地の塩」殺人事件』(1992)という作品における推理小説という形式と湾岸戦争の描写の関係について考察する。 まず、『「地の塩」殺人事件』の推理小説としてのプロットについて…

金正日のかわいい嘘

4月にこれからもがんばって活動していきます! みたいな感じで意気込んでいたのに、気が付いたらもう6月の終わりになってしまいました。私は竜宮城にでも遊びに行っていたのでしょうか。もし本当に行けたらそれほど嬉しいことはありません。 冗談はほどほ…

人工知能は世界の論理を解明出来るか

医学系の大学に入学してはや二か月。毎日の学習や定期考査など、学問が軌道に乗ってきた頃である。文系脳の僕にも理解できるような、素晴らしい理系の授業をなさる先生方にはとても感謝している。同時に、人間関係も多様となった。良好な関係の者もいれば、…

差別とヘイトが溢れかえる世界の行き着く未来に希望はあるのか?”〜迫害されながらも共存を求め戦い続けるマイノリティヒーローたちから学ぶこと〜”

久々の投稿となります。さて皆さんはX-MENというアメコミのヒーローチームをご存知でしょうか?アメコミの2大巨頭の一角とも言うべきMARVEL社の看板ヒーローチームの一つで同名コミックの主人公たちです。 簡単に紹介させていただきますと1963年に原作スタン…

-俺の政権がこんなに出会い系バーに厳しいわけがない-空振り安堵と坂口安吾

おはようございます。つおおつです。最近政治が面白いですね。 個人的には、都政も国政も本当にやんなきゃいけないことそっちのけだなあという感想しかありませんが、一つ気になったことがあったので記事を書かせていただきます。それは、前川喜平前文部科学…

新年度の挨拶

平成29年度になりました。1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。進級したみなさん、今年度も引きつづき頑張っていきましょう。留年したみなさん、以下同文です。 さて、この時期にキャンパスへ行くとべたべたと壁にビラを貼っているのが見られます…

暗渠のすゝめ

はじめまして、エチゴニアといいます。このような記事を書くのは初めてでして、無作法には御容赦ください。 まず最初に この記事は暗渠を知らない人に、私なりの暗渠の魅力を伝えるために書いています。なのでできるだけ簡潔に(あるいは乱暴に)最初から説…

近親相姦の描きかた――『私の男』と『相姦の赤い河岸』から

以前、京都大学成年コミック同好会に所属している友人がこんなツイートをしていました。 桜庭一樹の『私の男』読みました。全てのcomicLO,comic高の漫画家さんに問いたい。あなた方はこの作品を超えられるだろうか?LOよりもLOらしく、高よりも高らしいこの…

プリンセスメゾンのススメ―沼ちゃんが教えてくれる東京の新しい生き方―

はじめまして。つおおつと申します。 2016年は例年と同じように、いろんなアニメが放送され、いろんな作品が話題になりました(総花的)。しかしこのつおおつ、残念ながらそういう文化の波に去年はまったく乗れませんでした。 仕方ないですね、初めての一人…

1年生、1年を振りかえる

タイトルそのままです。今回は特に本から小難しいことを引用せずに、この1年を履修した講義から振りかえろうと思います。サブカルチャーのサの字もないけど、ご容赦ください。 そもそも単位を取るためといっても闇雲に登録しては意味がありません。他の大学…

売買春の女衒

すでに3ヵ月ほど前になってしまいましたが、横浜市中区で行われた「私たちは『買われた』展」に行きました。インターネット上でも話題になっていたので、名前を聞いたことがある方もいると思います。貧困で苦しむ若い女性を支援する一般社団法人Colaboとそ…

2017年の挨拶

あけましておめでとうございますというにはやや時期を逸しました。寒い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私はC91で買った同人誌をすべて読み切る前に期末考査へ突入しようとしています。 唐突ですが、9月の時点で私が考えていた構想を再…

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』から感じた”静かな侵略”の恐ろしさと”自由を勝ち取ること”の素晴らしさ

2度目の寄稿になります。(恐らく、今年最後の投稿になるのではないでしょうか?来年も少しずつこの活動を盛り上げていけるといいですね。) 今回は執筆者が数あるアメコミ実写作品の中で最も好きな作品の一つである『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソル…

国内外の特撮作品から2016年という年を振り返って

初めまして、国内外の特撮作品に関して執筆させていただくことになった者です。ブログは完全に初心者なのでお見苦しい点もあるでしょうがご容赦いただけると幸いです。 いつの間にやら年の瀬ですね。振り返ると2016年は様々なことが起こりました。複雑に絡み…

「聲の形」感想――ハレとケガレの観点から

Twitterのほうで告知したとおり、2回目の鑑賞を終えたので感想を書きたいと思います。原作未読でもかなり端折ったのだとわかる内容だったため、登場人物の心情や関係の変移についてはあまり言及しません(そもそもできません)。今回はマクロな物語の流れか…